Last Updated on 2023年2月26日 by 勝
IDパスワード(GビズID)を使って、電子証明書が無くても電子申請ができます。
GビズIDとは
GビズIDとは、複数の行政サービスを1つのアカウントにより、利用できる認証システムです。
GビズIDにおいてアカウントを登録すると、このシステムにつながる行政サービスを利用できるます。
対象となる届け出
対象となる届書は、次のとおりです。
【社会保険 】
◇資格取得届
◇資格喪失届
◇算定基礎届
◇月額変更届
◇賞与支払届
◇被扶養者(異動)届
◇国民年金第3号被保険者関係届
【雇用保険 】
◇資格取得届
◇資格喪失届
◇転勤届
◇個人番号登録届
利用することができる行政サービスは順次拡大される予定です。
GビズIDとe-Govの違い
「GビズID」は電子証明書の代わりになる認証基盤です。この認証基盤と「マイナポータル(企業用)」の仕組みを利用して、日本年金機構やハローワークに届書データを送信し、電子申請が可能となる仕組みです。
「e-Gov電子申請」は今後も引き続き利用が可能です。
つまり、今後の社会保険・雇用保険の電子申請は、「e-Gov」方式と「GビズID」方式の2つの選択肢ができたことになります。
現状(2020年4月)では、手続きの全てが対応される訳ではありません。例えば、雇用保険の高年齢雇用継続給付、育児休業給付、労働保険年度更新に関しては、「GビズID」は対応していません。
従って、電子申請義務化の対象になっている大企業は、電子証明書の取得は引き続き必須となります。