入社直後は聞き慣れない言葉が飛び交い、戸惑うことも多いかと思います。特に事務部門(総務、人事、経理、営業事務など)は、他部署や社外との調整が多いため、「共通言語」としてのビジネス用語を身につけておくと、仕事の理解度が格段に上がります。まず押さえておきたい30個をカタカナ用語を中心に、カテゴリー別に厳選しました。
コミュニケーション・基本作法
円滑なやり取りに不可欠な用語です。
- 1. アサイン:任命すること。「このプロジェクトに彼をアサインする」のように使います。
- 2. フィードバック(FB):結果を評価し、改善点などを伝えること。
- 3. エビデンス:証拠、裏付け。事務職では「議事録」や「メールの履歴」が重要なエビデンスになります。
- 4. 共有(ナレッジ共有):情報をみんなに知らせること。
- 5. リマインド:念押し、再確認。期限が近い時などに「リマインドメール」を送ります。
- 6. 承知いたしました:「了解」の丁寧語。ビジネスメールの基本です。
- 7. 左記(さき)/右記(うき):文書で「左(または前)に書いたこと」「右(または後)に書いたこと」を指します。
スケジュール・タスク管理
納期を守る事務職にとって最も重要なカテゴリーです。
- 8. デッドライン(デッド):最終締切。
- 9. バッファ:余裕、ゆとり。「予定にバッファを持たせる」のように使います。
- 10. リスケ(リスケジュール):日程を変更(再調整)すること。
- 11. なるはや:「なるべく早く」の略。多用は禁物ですが、よく使われます。
- 12. ペンディング:保留。決定を先送りにすること。
- 13. フィックス:最終決定。予定や書類の内容が固まること。
会議・文書作成
事務部門は議事録作成や資料準備を任されることが多いです。
- 14. アジェンダ:会議の議題、目次。
- 15. たたき台:検討を始めるための素案(下書き)。
- 16. ベタ打ち:装飾せず、文字だけを打ち込むこと。
- 17. ブラッシュアップ:内容を磨き上げ、完成度を高めること。
- 18. ネゴ(根回し):事前に合意を得ておくこと。
- 19. 稟議(りんぎ):上司や関係者の承認を得るための手続き。
組織・お金・ルール
会社の仕組みに関わる重要な用語です。
- 20. コンプライアンス:法令遵守。ルールやマナーを守ること。
- 21. ガバナンス:企業統治。不正が起きないように管理する仕組み。
- 22. ワークフロー:業務の一連の流れ。
- 23. OJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング):実際の仕事を通じて学ぶ教育方法。
- 24. プロパー:生え抜きの社員(新卒入社組)のこと。
- 25. 下期(しもき)/上期(かみき):年度を半分に分けた期間。
IT・思考法
会話の中で「当たり前」のように使われる言葉です。
- 26. PDCA:計画(Plan)→実行(Do)→評価(Check)→改善(Action)のサイクル。
- 27. コスパ(コストパフォーマンス):費用対効果。
- 28. リテラシー:知識を正しく活用する能力(ITリテラシーなど)。
- 29. ボトルネック:全体の進行を遅らせている原因箇所。
- 30. デフォルト:標準、初期設定。「それがデフォルトです(普通です)」という使い方も。
知らない言葉が出てきたら、その場で(あるいは会議後に)「勉強不足で恐縮ですが、今の〇〇という言葉はどういう意味でしょうか?」と素直に聞くのが、新人の特権であり、一番の近道です。検索したり、AIに質問することで答えを得ることができますが、先輩や上司とのコミュニケーションを深めるためにも、まず質問から始めてはいかがでしょうか。

