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安全運転

安全運転を表彰する制度について(実施要綱付き)

Last Updated on 2025年8月29日 by

無事故無違反の運転手を表彰する制度は、安全運転意識の向上に非常に有効な施策です。表彰制度をより効果的に機能させ、会社全体の安全運転文化を醸成するための工夫をいくつかご紹介します。

表彰制度の工夫

達成期間に応じて段階的な表彰を用意します。例えば、「1年無事故無違反」「3年無事故無違反」「10年無事故無違反」などとすることで、短期的なモチベーションだけでなく、長期的な目標にもなります。

運転手個人だけでなく、チームや営業所単位での表彰も取り入れることで、従業員同士が互いに安全運転を意識し合う文化が生まれます。

表彰のインセンティブは、金銭だけでなく、感謝状、特別休暇、記念品、社内報での紹介など、多岐にわたるものが効果的です。

できるだけ多くの従業員が参加できる場で表彰することで、受賞者の功績を称え、他の従業員の安全運転意識を刺激することができます。

安全運転文化を醸成する工夫

会社の安全運転運動が、「罰」中心ではなく、「褒める」ことによる正のフィードバックを重視することで、従業員の自律的な安全運転意識を高める工夫をしましょう。

ヒヤリハットの共有と表彰

実際に事故には至らなかったが、危険な状況に遭遇した「ヒヤリハット」事例を積極的に報告させ、共有する制度を設けます。ヒヤリハットを報告した従業員を表彰することで、問題意識の高い行動を評価し、他の従業員もリスクを事前に察知する能力を養うことができます。

安全運転教育の定期的な実施

表彰制度と並行して、定期的な安全運転講習や研修を実施します。運転記録証明書から得られる情報を匿名データとして活用し、会社全体で注意すべき点を共有することで、具体的な安全運転指導につなげることができます。

安全運転に関する社内アンケート

従業員が日頃感じている運転上の危険や課題について意見を募ります。これにより、従業員が安全運転管理に主体的に関わっていると感じられ、制度への参加意欲が高まります。

安全運転表彰制度要綱

表彰の実施要綱(サンプル)です。

第1条(目的)
本制度は、従業員の安全運転意識の向上と、交通事故・交通違反の撲滅を図ることを目的とします。安全運転を継続的に実践する従業員及びチームを評価・表彰することで、全社的な安全運転文化の醸成に努めます。

第2条(表彰の対象)
表彰の対象は、当社の業務車両を運転する従業員および所属するチーム・事業所とします。

第3条(表彰の種類と基準)
以下の基準に基づき、部門長会議の審議を経て表彰者を決定します。

個人表彰

無事故・無違反賞:運転記録証明書に基づき、過去1年間事故および交通違反がなかった従業員を表彰します。

特別功労賞:継続年数に応じて表彰します。

  • ゴールドドライバー(無事故・無違反3年達成)
  • プラチナドライバー(無事故・無違反5年達成)
  • ダイヤモンドドライバー(無事故・無違反10年達成)

ヒヤリハット報告賞:「ヒヤリハット」事例を積極的に報告し、会社全体の安全意識向上に貢献した従業員を表彰します。

チーム・事業所表彰

無事故達成賞:年度ごとに、チームまたは事業所全体で事故・違反件数が最も少なかった部門を表彰します。

第4条(表彰と副賞)
表彰は金一封または記念品を授与します。

第5条(表彰の実施)
表彰は、原則として年1回、全体会議または朝礼で実施します。

附則
本要綱は、令和◯年◯月◯日より施行します。


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