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  • 給与計算チェックリスト

    毎月の仕事

    前提として、給与担当者は、社員の入社、退職、転勤、住所変更、氏名変更、昇給、降給、昇格、降格、休職開始、休職復帰、産前休業開始、産前休業復帰、産後休業開始、産後休業復帰、育児休業開始、育児休業復帰、介護休業開始、介護休業復帰、結婚、離婚、扶養家族増、扶養家族減に敏感である必要があります。

    使っている給与計算ソフトによって操作が異なります。

    このチェックリストは締切日を10日、支払日を25日とした場合の一例です。

    前準備

    毎月11日

    □ 新入社員をマスターに追加する
    □ 退職者の退職日を入力する(月末退職者の社会保険料は2か月分控除)
    □ 家族の出産や死亡等があれば扶養者を追加(削除)する
    □ 産前産後休業者を登録する(給与は日割控除、社会保険料控除無し)
    □ 育児休業者を登録する(給与は日割控除、社会保険料控除無し)
    □ 休職者を登録する(給与は日割控除、社会保険料控除あり)
    □ 住所変更者の通勤手当を変更する
    □ 昇格者または降格者の管理職手当を変更する
    □ 危険業務に就いた(外れた)者に危険作業手当を追加(削除)する
    □ 各人ごとの労働日数、欠勤数、時間外労働時間、休日労働時間、遅刻・早退等を把握する

    計算

    毎月20日

    □ 各人ごとの労働日数、欠勤数、時間外労働時間、休日労働時間、遅刻・早退等を入力する
    □ 変動項目を入力して給与計算をする
    □ 給与明細書を封入して各部署の担当者に送付する

    支給日の前々日にデータ送信

    毎月23日

    □ 金融機関に支払日を25日に指定してデータを送信する

    支給日

    毎月25日

    □ 振込完了を確認する

    支給後

    □ 標準報酬月額が2等級以上変動している者がいないかチェックして随時改定が必要かどうか判断する
    □ 育児休業・産前産後休業取得者の報酬月額改定があるかどうかチェックする
    □ ○日に社会保険料を納付する
    □ ○日に源泉所得税を納付する
    □ 前月入社した者の社会保険料は翌月から控除が始まる

    1月の仕事

    労働保険料の手続き

    □ 1月31日までに労働保険料の分割納付をする

    3月の仕事

    給与計算

    □ 定期昇給に伴う作業をする

    4月の仕事

    給与計算

    □ 定期昇給後のデータを登録する
    □ 新入社員のデータを登録する

    5月の仕事

    住民税の手続き

    □ 5月末までに「労働保険料概算・確定保険料/石綿健康被害救済法一般拠出金申告書」の用紙が届いているか確認する
    □ 「市区町村民税・都道府県民税特別徴収額通知書」が従業員の住所地の市区町村から届いているか確認する

    6月の仕事

    労働保険料の年度更新の手続き

    □ 3月の給与計算が終わったら賃金総額を計算する
    □ 労働保険料申告書に記載する

    社会保険料の手続

    □ 6月の給与計算が終わったら各人の標準報酬月額を決定する

    住民税の手続き

    □ 変更された住民税額を、6月分給与から反映するように給与ソフトの住民税の項目に登録する
    □ 従業員に変更額を通知する

    賞与支給

    □ 夏季賞与を支給する
    □ 賞与を支給したら5日以内に賞与支払届を年金事務所に提出する(事務センターまたは電子申請)

    7月の仕事

    労働保険料年度更新の手続

    □ 7月10日までに労働保険料申告書を郵送(電子申請)する
    □ 7月10日までに概算保険料を納付する

    社会保険料の算定基礎届の手続き

    □ 7月10までに健康保険・厚生年金保険被保険者報酬月額算定基礎届を作成して年金事務所(事務センター)に提出する(郵送・電子申請)
    □ 社会保険料の変更を従業員に通知する

    10月の仕事

    労働保険料の手続き

    □ 10月31日までに労働保険料の分割納付をする

    給与計算

    □ 算定基礎届の結果を反映させる

    11月の仕事

    所得税の年末調整の手続き

    □ 当年度の年末調整の案内を国税庁ホームページ等で入手する
    □ 前年度から変更された事項をチェックする
    □ 年末調整の対象者を把握する
    □ 給与所得者の扶養控除等(異動)申告書等を入手して従業員に配布する

    12月の仕事

    賞与支給

    □ 冬季賞与を支給する
    □ 賞与を支給したら5日以内に賞与支払届を年金事務所に提出する(事務センターまたは電子申請)

    所得税の年末調整の手続き

    □ 給与所得者の扶養控除等(異動)申告書等を回収する
    □ 12月の給与計算のときに年末調整事務を併せて行う
    □ 源泉徴収簿と源泉徴収票を作成する
    □ 源泉徴収票を従業員に配布する

    住民税の手続き

    □ 従業員の住所地の市区町村から納付書がきているかチェックする
    □ 納付書に記載して、給与支払報告書を添付して郵送する


    関連記事:給与計算の流れ

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  • 労働時間管理チェックリスト

    チェックリスト

    労働基準監督署が調査に入ったときに、労働基準法違反として是正勧告が出ることが多いのは、労働時間に関することです。

    チェックしてみましょう!

    年次有給休暇の残日数を従業員別に把握し伝えている。
    □YES □NO
    有給休暇管理簿の記載事項と管理上の注意点

    すべての従業員が5日以上の年次有給休暇を取得している。
    □YES □NO
    最低5日の有給休暇を取得させる義務

    管理職を含むすべての従業員の労働時間を把握している。
    □YES □NO
    労働時間の適正な把握について

    36協定を毎年更新している。
    □YES □NO
    時間外労働の手続き

    従業員代表の選出に会社は一切関与していない。
    □YES □NO
    労働者の過半数代表者とは

    注意点

    ひとつでもNOがあってはいけません。


    関連記事:労働時間の適正な管理

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  • 派遣受け入れのチェックリスト

    チェックリスト

    派遣の依頼

    □ 派遣先責任者の選任
    □ 派遣先管理台帳の作成
    □ 派遣禁止業務への派遣受入れではない
    □ 派遣労働者と派遣先社員の均衡待遇に関する配慮義務を理解している
    □ 日雇派遣の原則禁止に該当する派遣ではない

    派遣社員の紹介を受ける

    □ 派遣労働者への事前面接は行っていない
    □ 派遣労働者を指名していない
    □ 履歴書を送付させていない
    □ 社会・労働保険の加入の確認をしている

    派遣契約の締結

    □ 自社を離職して1年以内の人の受入れではない
    □ 事業所単位・個人単位の期間制限を理解している→派遣期間のルール
    □ 派遣契約に定めるべき事項はすべて網羅している

    就労の開始

    □ 期間制限に違反していない
    □ キャリアアップ措置を実施している

    注意点

    違法派遣とされれば、その時点で派遣先から当該派遣労働者に対して労働契約が申し込まれたとみなされます。

    関連記事:労働契約申込みみなし制度


    関連記事:派遣労働者受入れの注意点

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  • 面接試験の注意事項

    適性・能力のみを選考の基準にする

    採用選考は、応募者の基本的人権を尊重し、応募者の適性・能力のみを選考の基準とすることが大切です。よって、以下のようなことは、応募書類で記載を求めてもならず、面接で質問してもならないことになっています。面接担当者への周知が必要です。

    ■本人に責任のない事項
    ・本籍・出生地に関すること
    ・家族に関すること(職業、続柄、健康、地位、学歴、収入、資産など)
    ・住宅状況に関すること(間取り、部屋数、住宅の種類、近郊の施設など)
    ・生活環境に関すること(生い立ちなど)

    ■本来自由であるべき事項
    ・宗教に関すること
    ・支持政党に関すること
    ・人生観、生活信条に関すること
    ・尊敬する人物に関すること
    ・思想に関すること
    ・労働組合・学生運動など社会運動に関すること
    ・購読新聞・雑誌・愛読書などに関すること

    採用選考チェックリスト

    厚生労働省では、次のようなチェックリストを示して注意を呼びかけています。
    □ 求人票は採用方針等に基づき、正しく記載されていますか。
    □ 職務遂行能力を条件とした基準ができていますか。
    □ 公正に評価する方法がとられていますか。
    □ 応募者の資質や長所を見出すための配慮がされていますか。
    □ 募集・応募書類は適正なものですか。
    □ 画一的な健康診断を実施していますか。
    □ 学科試験は、職務遂行に必要な専門知識をもっているかどうかを判断するために実施していますか。
    □ 作文のテーマ「私の生い立ち」、「私の家庭」等本人の家庭環境にかかるものや、思想、信条を推測するためのものを課していますか。
    □ 適性検査の実施やその判定及びその利用には、専門的知識のある人が当たっていますか。
    □ 面接によって判断する目標が明らかになっていますか。
    □ 外面的な容姿、態度等にとらわれず、客観的に判断できる方法、基準が確立されていますか。
    □ 質問内容について十分検討がなされていますか。
    □ 面接を受ける人の基本的人権が十分に尊重されていますか。
    □ 面接担当者には、適切な人がなっていますか。
    □ 家庭状況等の身元調査を実施していますか。
    □ 公平な選考結果であるか、応募者の能力・適性を総合的に評価しているかについて、再点検していますか。
    □ 不採用とする場合、その理由を明確にしていますか。
    □ 採用についての承諾書に、事業主側の一方的な考え方による取消留保条件をつけていますか。
    □ 入社の際、戸籍謄(抄)本、住民票等の提出を画一的に義務付けていますか。

    面接者の教育が必要

    人事担当者は勉強や経験によって、人物判断のポイントや、どのような質問をしてはいけないかという禁止事項が頭に入っていることが多いのですが、現場の幹部などが面接者として入ると、不慣れなため意図せず問題発言をしてしまうことがあります。

    応募者を不快にさせる質問や発言は、企業イメージを傷つけることになります。面接者研修が実施できればよいのですが、できない場合でも、注意事項を記載した文書を作成し、面接前に読んでもらうくらいのことは必要だと思います。

    新卒採用面接マニュアル(面接担当者向け)

    中途採用面接マニュアル(面接担当者向け)

    面接票を作成する

    適正な面接を実施するために、着眼点や判断の基準がひと目でわかる面接票を配布することが有効です。

    面接質問シート & 評価表(新卒採用)

    面接質問シート & 評価表(中途採用)


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  • 退職手続きチェックリスト

    チェックリストのサンプル

    退職予定者について

    氏名
    退職決定日  年 月 日
    退職日    年 月 日
    退職のかたち等

    退職者が所持していることを確認するもの

    □ 年金手帳または基礎年金番号通知書
    □ 雇用保険被保険者証
    次の勤務先に提出することを申し添える。

    退職者から受け取るもの

    □ 健康保険証、扶養者があればその分も
    □ 秘密保持・競業避止に関する誓約書
    □ 名刺の残り
    □ 会社が貸与している携帯電話等
    □ 出勤簿(タイムカード)
    □ その他の支給品

    退職者に渡すもの(手続き後に郵送する)

    □ 雇用保険被保険者離職証明書と離職票
    □ 退職証明書
    □ 源泉徴収票

    社会保険等の手続き

    年金事務所 退職の日から5日以内に
    □ 厚生年金健康保険被保険者資格喪失届

    職業安定所  退職の翌日から起算して10日以内に
    □ 雇用保険被保険者資格喪失届
    □ 雇用保険被保険者離職証明書と離職票
    □ 出勤簿(退社日までのもの)、満了による退社の場合は労働条件通知書又は雇用契約書等、賃金台帳、労働者名簿を持参

    市役所
    □ 特別徴収に係る給与所得者異動届

    退職金共済等
    □ 加入している退職金制度の手続き

    清算するもの

    □ 貸付金

    法定書類に記載する

    □ 労働者名簿 退職日等を記入

    退職時に説明する事項

    □ 健康保険と厚生年金を2か月分差し引く場合がある
    □ 住民税は、6~12月の退職は一括か別納かを選択。1~5月は一括のみ。
    □ 団体扱いの生命保険、各自が保険会社に手続きする。
    □ 健康保険の任意継続手続きについて説明。各自が社会保険事務所に手続きする。
    □ 健康保険の資格喪失後の給付に該当する場合の説明

    記載上の注意点

    退職の際の一連の手続きにもれがあってはいけません。うっかりミスを防ぐためにチェックリストを作成しましょう。退職手続きチェックリストのサンプルです。


    関連記事:従業員が退職するときの手続き

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  • 採用手続きチェックリスト

    チェックリストのサンプル

    入社予定者について

    氏名
    採用決定日  年 月 日
    入社日    年 月 日
    採用条件

    受け取るもの

    □ 履歴書(写真を貼付したもの)

    □ 住民票記載事項の証明書

    □ 健康診断書

    □ 身元保証書

    □ 入社誓約書

    □ 安全運転誓約書

    □ 個人情報誓約書

    □ 各種免許証の写し(コピー、但し原本確認)

    □ 年金手帳または基礎年金番号通知書(点検後返却)

    □ 雇用保険被保険者証(所持している者)

    □ 扶養家族がある場合は健康保険被扶養者届に押印

    □ 給与所得者の扶養控除等申告書

    □ 源泉徴収票(中途入社等で他社から交付されている者)

    □ 給与振り込み先指定届

    □ 通勤届

    □ 通勤経路図

    □ 借家契約書の写し

    会社から渡すもの

    □ 労働条件通知書

    □ 雇用契約書

    □ 出勤簿(タイムカード)

    □ 健康保険証

    □ 名刺

    □ 身分証明書

    □ 社章

    □ 辞令

    □ 制服

    □ 机と椅子

    □ パソコン

    □ 携帯電話

    □ メールアドレス

    □ ボールペン

    社会保険等の手続き

    採用の日から5日以内に年金事務所に提出(事務センターへ郵送)

    □ 健康保険被保険者資格取得届・厚生年金被保険者資格取得届

    □ 扶養家族がある場合は健康保険被扶養者届

    □ 前の勤務先がある人は年金手帳を持参

    □ 資格取得確認及び標準報酬月額決定通知書、健康保険被保険者証の到着

    採用日の属する月の翌月の10日までにハローワークに提出

    □ 雇用保険被保険者資格取得届

    □ 前の勤務先がある人は雇用保険被保険者証

    □ 出勤簿またはタイムカード(出社時に打刻または押印したもの)、労働条件通知書又は雇用契約書等を持参

    □ 資格取得等確認通知書(会社用)と新しい雇用保険被保険者証が交付される

    退職金共済等の加入

    □ 会社が加入している「退職金共済」等に追加の手続き

    法定書類の記載

    □ 労働者名簿

    □ 賃金台帳

    □ 出勤簿

    □ 年次有給休暇管理簿

    その他の準備

    □ 給料支払の準備

    □ 雇入時健康診断受診

    □ 入社時安全教育

    記載上の注意点

    採用の際の一連の手続きにもれがあってはいけません。うっかりミスを防ぐためにチェックリストを作成しましょう。チェックリストのサンプルです。


    関連記事:採用の手続き

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