監査役と監査役会 2019.09.242025.10.28 目次 監査役監査役会 監査役 監査役は、取締役の職務に不正がないかを調査し、取締役会および株主総会で報告したり、不正行為の差し止めを請求したりできる権限を持つ役員です。 監査役とは監査役の役割株式会社の監査役は、会社の役員の一つだということはよく知られていると思います。また、何をする人かということについても、監査という文字、つまり、監督の「監」、査察の「査」という文字から何となく想像がつくと思います。字が表すように、... 監査役というのは具体的に言えばどのような仕事をする人ですか?監査役の具体的な仕事内容をご説明します。監査役の業務監査役の監査業務は、主に業務監査と会計監査の2つに大別されます。業務監査業務監査とは、会社の取締役の職務執行が法令や定款に違反していないか、また、不当な点がないかを監査することです。具体的... 役員退職金の決め方取締役の退職慰労金役員退職金は役員退職慰労金ともいいます。役員退職金は、取締役や監査役などの役員が退任したとき、又は死亡したときに、従業員の退職金と同様の意味で支払う役員報酬の一つです。中小企業では、流通性のない株式に多額の相続税がかかるこ... 監査報告書の書き方監査報告書とは取締役は、作成した計算書類とその附属明細書を監査役に提出して、監査を受けなければなりません。監査期間は、原則として、監査役が計算書類をすべて受け取った日から4週間以内(または、附属明細書を受け取った日から1週間以内のいずれか遅... 取締役と監査役の任期取締役と監査役取締役は、株主総会とともに、株式会社で必ず設置しなければならない機関です(ただし、取締役会は必ずではありません)。一方、監査役は、公開会社、会計監査人を置く大会社、一定の清算会社などでは必ず置かなくてはなりませんが、それ以外の... 取締役と監査役の変更手続き株主総会による選任取締役や監査役を選任するには株主総会の開催が必要です。代表取締役は取締役会で選任します。変更手続きの流れ株主総会の招集↓株主総会の開催(取締役選任の決議)↓取締役会の招集(取締役会非設置会社は取締役の招集)↓取締役会の開催... 取締役や監査役に欠員が生じたときは欠員が生じたら株主総会を開いて補充する例えば、取締役会設置会社で、取締役が3名しかいないのに1名が辞任、または死亡したとします。この場合、会社は遅滞なく後任の取締役を選任しなければなりません。選任には株主総会を開催しなければなりません。怠る... 取締役や監査役に懲戒処分を科すことができるか就業規則を適用する懲戒処分について就業規則は従業員に適用するものです。その就業規則を取締役や監査役に適用することはできません。したがって、通常の意味での懲戒処分を取締役や監査役に科すことはできません。ただし、取締役部長のように、取締役と部長... 監査役会 監査役会とは公開会社かつ大会社は監査役会を置く監査役会を設置する義務がある会社監査役会とは、監査役で組織する会社内の組織です。監査役会を設けている会社を監査役会設置会社といいます。公開会社(株式の譲渡制限がない会社のことです。株式公開会社のことではあり... 監査役会議事録の書き方監査役会議事録の作成義務監査役会設置会社は、監査役会を開催する都度議事録を作成しなければなりません。監査役会の議事録は、書面又は電磁的記録をもって作成します(会社法施行規則第109条第第2項)出席監査役は、議事録に署名し、又は記名押印しなけ... 会社の組織と運営のポイント会社の組織機関や役職会社組織のあれこれ会社の運営経営計画権限稟議・申請内部監査支店子会社設立と変更