３月の仕事 – カツの会社事務入門

Last Updated on 2024年10月12日 by 勝

１０日までにする仕事

２月分を銀行などで納付します。

２月に、退職や転勤などの異動があった人については、市区町村に１０日までに「特別徴収に係る給与所得者異動届出書」を提出します。

仮払金、前払金、未払金等が未清算のまま残っていないか確認します。

所得税の確定申告期限です。サラリーマンでも年末調整を受けなかった人、年収が２千万円を超える人などは確定申告をする必要があります。また、一定額以上の医療費を支払った場合やローンで新たに住宅を取得した人などは、還付申告により税金が戻ってくることがあります。

贈与税の申告期限です。

２月分を銀行などで納付します。

１月決算法人及び決算期の定めのない人格なき社団等の法人税・消費税・地方消費税・法人事業税・（法人事業所税）・法人住民税の確定申告をします。

７月決算法人の法人税・消費税・地方消費税・法人事業税・（法人事業所税）・法人住民税の中間申告をします。

自営業者のうち消費税課税事業者に該当する人の、各年分の消費税及び地方消費税の確定申告・納付の期限は、その年の翌年の３月３１日です。

直前の課税期間（個人事業主は前年、法人は前事業年度）に申告した消費税額が一定額を超えた場合は、何度かに分けて消費税を納付します。３か月毎（年３回の中間申告と１回の確定申告）と１か月毎（年１１回の中間申告と１回の確定申告）があります。

新年を控えて、三六協定など、期限切れとなる届出や契約がないか点検します。

介護保険に該当する被保険者の確認をします（６５歳になる人・４０歳になる人）。

４月入社の新入社員がいれば受入れの準備をします。

４月に昇給をする場合は準備します。

４月に定期異動を実施する場合は準備します。

民間企業の給与支給日は、毎月１０日、２０日、２５日が多く、なかでも２５日が一番多いようです。自社の給与支給日から逆算して準備日程を決めましょう。

仕入代金等の支払も毎月の定例事務です。月末払いが一番多いようですが、事務量が多くなるにしたがい、１０日ごと、あるいは５日ごとに支払日を分散させる会社が多くなります。支払先ごとに決まっている支払日を確実に守らなければなりません。

売上代金等の請求も毎月の定例事務です。取引先ごとに決まっている締切日に確実に請求書を発行しなければなりません。また、確実に代金が回収されているかチェックしなければなりません。

上記の内容は全てを網羅しているものではありません。また、変更がある場合もありますので、実際の手続きに際しては税務署、年金事務所等にご確認ください。