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解雇理由証明書のサンプル
解雇理由証明書
令和 年 月 日
殿
〇〇株式会社
代表取締役 〇〇〇〇
記
当社が、令和 年 月 日付けで貴殿に予告した解雇については、次の理由によるものであることを証明します。
1 天災その他やむを得ない理由(具体的には、 によって当社の事業の継続が不可能となったこと。)により就業規則第〇条第〇項第〇号を適用して解雇する。
2 事業縮小等当社の都合(具体的には、当社が、 となったこと。)により就業規則第〇条第〇項第〇号を適用して解雇する。
3 職務命令に対する重大な違反行為(具体的には、あなたが したこと。)により就業規則第〇条第〇項第〇号を適用して解雇する。
4 業務については不正な行為(具体的には、あなたが したこと。)により就業規則第〇条第〇項第〇号を適用して解雇する。
5 勤務態度又は勤務成績が不良であること(具体的には、あなたが したこと。)により就業規則第〇条第〇項第〇号を適用して解雇する。
6 その他(具体的には、 )により就業規則第〇条第〇項第〇号を適用して解雇する。
サンプル(2)
素行不良の従業員に対して、注意・指導を繰り返したにもかかわらず改善が見られなかった、というケースを想定した「解雇理由証明書」の文案です。
解雇理由証明書
〇〇 様
貴殿からの請求に基づき、労働基準法第22条第2項に従い、下記のとおり解雇理由を証明いたします。
記
貴殿におかれましては、勤務中の私語・離席、業務指示への不従順、上司への不適切な言動など、職場の秩序に反する行為が繰り返し認められました。
これらの行為については、令和〇年〇月以降、都度、口頭および文書による注意・指導を重ねてまいりましたが、改善は見られませんでした。
当社就業規則第〇条(服務規律違反等による解雇事由)に照らし、職場秩序の維持が困難であると判断し、令和〇年〇月〇日をもって普通解雇といたしました。
以上、貴殿の請求に基づき、解雇の理由を証明いたします。
令和〇年〇月〇日
株式会社〇〇
代表取締役 〇〇〇〇
(会社所在地)
(会社電話番号)
記載上の注意点
労働基準法等に様式は定められていません。解雇理由は必須事項ですが、他に、文書のタイトル、証明書発行日、解雇予告日、宛名、会社の名称及び代表者名、押印が必要です。
上のサンプルを土台に、空欄を書き足し、該当しない項目を削除するなどして適宜作成してください。
従業員が解雇理由証明書を求めているときは、解雇に不満がある場合が多く、紛争になっていく可能性があります。会社としては、すでに紛争に入った心構えで、しっかり検討して書く必要があります。
就業規則の第何条による解雇であるかを記載し、その規定に該当すると判断した事実関係について簡潔に記載します。
ポイント
客観的事実を簡潔に記載
感情的な表現は排除(例:「反抗的」「性格に問題がある」などはNG)
就業規則との関連を明記して、合理性・規律性を担保
具体的な時期や内容の記録があれば、別紙として添付しても可
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