傷病手当金の手続き

Last Updated on 2021年6月15日 by

傷病手当金とは

傷病手当金とは、健康保険の被保険者が病気やケガのために会社を休んで、給与の一部または全部が支給されないときに支給される手当金です。

仕事ができず休業している期間が4日以上あるときに支給されます。最初の連続3日間は傷病手当金は支給されません。

労務不能1日につき標準報酬日額の3分の2が支給されます。支給期間は支給開始から最長で1年6か月です。

健康保険法等の一部を改正する法律が、令和3年6月4日、参議院本会議において可決、成立しました。

現行法による支給期間は、支給を始めた日から起算して1年6か月を超えない期間でしたが、「支給を始めた日から通算して1年6か月間支給する。」に改正されました。

出勤に伴い不支給となった期間がある場合、その分の期間を延長して支給を受けられることになります。この部分は令和4年1月1日施行です。

傷病手当金の手続き

基本的には従業員が自ら申請する手続きですが、申請書に会社記入欄もあることから、会社が手続きをサポートするのが一般的です。

従業員から病気やケガで休むという連絡を受けたときは次の点を確認します。

□ その傷病は仕事に関係あるか
仕事に関係があれば労災の可能性があります。労災であれば傷病手当金の手続きはできません。

□ 何日休む予定か
4日以上であれば傷病手当金の支給を受けることができることを伝えます。待機期間の3日間、あるいはそれ以降に有給休暇を使用するかも確認します。

申請手続きの流れ

協会けんぽまたは健康保険組合のホームページから「傷病手当金申請書」の用紙を入手します。

本人が「被保険者本人記入欄」に記入します。

医師に「療養担当者が意見を記入する欄」の記入を依頼します。

会社が「事業主が証明する欄」に記入します。

すべての事項を記入したら、「申請書」を協会けんぽまたは健康保険組合に提出します。

添付書類として、賃金台帳の写し、出勤簿又はタイムカードの写しが必要です。

提出は通常は郵送で行います。

申請のタイミング

1か月以内の復帰が見込める場合は復帰後に申請するのが一般的です。1か月以上になるときは、給与締め日ごとに申請します。最大3か月まとめて申請することもできます。

支給について

申請されれば必ず支給されるわけではありません。審査があります。申請してから支給決定までに通常1~2か月かかるようです。

支給決定があれば従業員の自宅に通知書が届き、支給決定から1週間くらいで従業員の銀行口座に傷病手当金が振り込まれます。

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