Last Updated on 2021年7月27日 by 勝
職場環境等の重要性
従業員の心の健康には、
□ 作業環境
□ 作業方法
□ 従業員の心身の疲労の回復を図るための施設及び設備等
□ 職場生活で必要となる施設及び設備等
□ 労働時間
□ 仕事の量と質
□ セクシュアルハラスメント等職場内のハラスメントを含む職場の人間関係
□ 職場の組織及び人事労務管理体制
□ 職場の文化や風土等
等の職場環境が単独にあるいは複合的に影響を与えます。
こうした職場環境が適切であるかチェックして、不備な点不足している点を一つ一つ改善することは、従業員の心の健康の保持増進に大変効果的です。
職場環境等の評価と問題点の把握
職場環境等を改善するためには、まず、職場環境等を評価し、問題点を把握することから始めます。
このため、事業者は、上司や従業員からの意見聴取、事業場内産業保健スタッフ等(産業医等、衛生管理者等、保健師等、心の健康づくり専門スタッフ、人事労務管理スタッフ等)による職業性ストレス簡易調査票などの調査票等を用いた職場環境等の評価結果等を活用して、職場環境等の具体的問題点を把握します。
職場環境等の改善
事業者は、職場環境等を評価し、問題点を把握した上で、様々な観点から職場環境等の改善を行います。
また、事業者は、その改善の効果を定期的に評価し、効果が不十分な場合には取組方法を見直す等、対策がより効果的なものになるように継続的な取組に努める必要があります。
事業場内産業保健スタッフ等は、職場環境等の評価結果に基づき、職場の上司に対してその改善を助言するとともに、上司と協力しながらその改善を図ります。
上司は、従業員の労働の状況を日常的に把握し、個々の従業員に過度な長時間労働、過重な疲労、心理的負荷、責任等が生じないようにする等、従業員の能力、適性及び職務内容に合わせた配慮を行うことが重要です。