賃金とは
賃金とは、賃金、給与、各種手当、通勤手当、賞与など名称のいかんを問わず労働の対償として事業主が労働者に支払うすべてのものをいい、一般的には、労働協約、就業規則、労働契約などにより、その支払いが事業主に義務付けられています。
賃金・給与・報酬はほぼ同じ意味で使われている用語です。賃金は労働基準法などの労働法で使われ、所得税法などの税法では給与が使われ、報酬は社会保険の分野で使われています。なお、報酬は役員報酬など雇用契約のない場合の対価にも使われています。
賃金制度とは
従業員の賃金をいくら払うか、どのような基準で昇給させるかなど、賃金の決定方法のルールを賃金制度といいます。
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賃金の構成要素
賃金体系
賃金体系とは、賃金を構成する要素、要素別の支給条件などを記載したものをいいます。多くの場合はその会社で支給される基本給と各種手当を一覧にしたものです。
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基本給
基本給の決定にあたっては、会社として、どの要素(年齢・実績・能力等)をどれくらい重視するかを決めるのがスタート点になります。さらに、世間相場との兼ね合い、会社の支払い能力などを検討して決定します。
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手当
手当は、基本給を補完する賃金です。
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賞与
賞与とは、定期的なの給与とは別に支給される一時金のことです。ボーナス、期末手当、夏期手当、年末手当などさまざまな名称がありますがここでは賞与の用語で説明します。
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退職金
退職金は福利厚生的な支給であるとともに賃金の一部でもあります。
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福利厚生
福利厚生は従業員に提供される賃金以外の報酬です。
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法令等の制約
賃金の構成や賃金を決める仕組み、個別の賃金などは基本的には経営者の判断で決めることができます。ただし、法律の制約があります。
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賃金未払い
会社が賃金を未払いのまま倒産してしまったときに、国(窓口は労働基準監督署)が立替払いをしてくれる制度があります。
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