労働時間の適正な管理

労働時間の定義

労働時間は、労働者が使用者の指揮命令下にある状態です(三菱重工長崎造船所事件最高裁判決)。就業規則に記載されている就業時間ではなく、客観的に見て「使用者の指揮命令下にある」と判断ができれば、労働時間であるとみなされ、賃金を支払う義務が発生します。

労働時間に含まれる時間と含まれない時間

所定労働時間は会社が定めた労働時間

法定労働時間は法律上の上限労働時間です

週44時間労働が適用できる事業場

労働時間の把握

労働時間の管理とは、従業員一人ひとりの労働時間や時間外労働、休日労働の時間数を正確に把握することです。労働安全衛生法は、労働時間の状況把握(労働時間管理)を事業者の義務と定めています。

労働時間の適正な把握について

ダブルワークの労働時間把握

テレワークにおける労務管理

労働時間適用除外

法定の労働時間がそのまま適用されない場合について押さえておきましょう。

農業水産業の労働時間適用除外

管理監督者の扱い

機密の事務を取り扱う者の扱い

監視断続的労働の扱い

宿日直勤務の扱い

時間外労働

労働基準法で定められた時間を超えて労働させることは原則として禁止されています。法定労働時間を超えて労働させるには労使協定を締結して労働基準監督署に届けなければなりません。そして時間外労働には割増賃金を支払わなければなりません。

時間外労働の定義・三六協定・上限規制・割増賃金の計算方法

長時間労働対策

長時間労働は、身体や精神に大きな負荷をかけ、脳血管疾患若しくは心臓疾患、強い心理的負荷による精神への悪影響などの危険が高まります。長時間労働の解消は企業にとって大きな課題になっています。

労働時間に関する事業主の責務

労働時間管理チェックリスト

長時間労働を是正するために

特定の人が居残る場合の対策

勤務間インターバル

長時間労働者への医師による面接指導制度

労働時間等設定改善委員会

休憩時間・休日・休暇

休憩時間について

休日について

年次有給休暇について

公民権行使または公の職務執行の休暇を拒むことはできない


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