労働時間の定義
労働時間は、労働者が使用者の指揮命令下にある状態です(三菱重工長崎造船所事件最高裁判決)。就業規則に記載されている就業時間ではなく、客観的に見て「使用者の指揮命令下にある」と判断ができれば、労働時間であるとみなされ、賃金を支払う義務が発生します。
労働時間の把握
労働時間の管理とは、従業員一人ひとりの労働時間や時間外労働、休日労働の時間数を正確に把握することです。労働安全衛生法は、労働時間の状況把握(労働時間管理)を事業者の義務と定めています。
労働時間適用除外
法定の労働時間がそのまま適用されない場合について押さえておきましょう。
時間外労働
労働基準法で定められた時間を超えて労働させることは原則として禁止されています。法定労働時間を超えて労働させるには労使協定を締結して労働基準監督署に届けなければなりません。そして時間外労働には割増賃金を支払わなければなりません。
長時間労働対策
長時間労働は、身体や精神に大きな負荷をかけ、脳血管疾患若しくは心臓疾患、強い心理的負荷による精神への悪影響などの危険が高まります。長時間労働の解消は企業にとって大きな課題になっています。
休憩時間・休日・休暇
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