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賃金

基本給について

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基本給とは

基本給は、給与を構成する要素の中で一番大きなものです。基本給を決定するということは、給与を決定することと、ほぼ同義です。

基本給は、各人の能力や貢献度などを検討して事業主が決定するものですが、考慮するべきことがいくつかあります。

最低賃金法

基本給の決定に当たっては、最低賃金法を守る必要があります。最低賃金を下回る賃金は法律違反です。
最低賃金制度

基本給決定の考え方

基本給は、社員どうしが納得できるものでなければなりません。あとから入ってきた新人に、数年を経たベテラン以上の基本給を支払えば、ベテランのやる気を削ぐことは確実です。やってはいけないと言う事ではなく、合理的な理由が必要なのです。

中小企業の経営者の中には、各自の賃金を機密事項に指定して、比較されることを極端に嫌う人もいます。しかし、人の口に戸は立てられないものです。知られることを恐れるより、知られても平気な内容にするべきです。

会社の規模や景気の影響もあるので、他社との賃金格差はある程度やむを得ません。そのことは従業員も承知しているものです。しかし、内部の不明瞭な差別は納得することが難しいものです。合理的な理由を持った基本給決定に努めましょう。

基本給の決定には世間相場との比較が欠かせません。それぞれの会社の支払い能力が第一であることは確かです。だからと言って、同業他社より見劣りする状態が続くようでは、人材の流出や、やる気の低下を招くことは確実です。

基本給の決定

最初に決定しなければならないのは、新卒者の基本給です。その会社が高校卒業者を中心的に採用していれば、高卒18歳の基本給を決めます。その会社が大学卒業者を中心に採用しているのであれば、大卒22歳の基本給を決めます。

通常の年功賃金を採用するのであれば、決定した新卒基本給をもとに、その前後の年にはいくらの基本給にするか決めて数字を記入します。30歳のときはいくらにする、40歳のときはどうするなど、現在の貨幣価値基準で作成します。在籍している社員の実際の給料から、できるかけかけ離れないように注意して下さい。

賃金表の作成

上記の作業によって作成した表が「賃金表」です。

モデル基本給表は、標準的な社員について、入社時から定年までの標準的な基本給の推移を表にしたものです。

モデル基本給表をグラフにして、実際に在籍する社員の基本給の分布と比べて下さい。実際にあるべき姿との乖離があるはずです。

在職している社員が、能力と貢献度が高いにもかかわらず、モデル基本給より低い場合には、正当な待遇を受けていないということになります。逆であれば、何らかの理由で待遇が高止まりしていることを意味します。

モデル基本給表を作成し、基本給決定の参考資料にすると、中途採用のときの基本給決定が合理的になります。

評価を反映する

仕事ぶりを正しく評価して昇給に反映するように心がけなければなりません。評価は、経営者が一人で判断するよりも、評価制度を運用することでより公平性が保たれます。
評価を昇給に反映する

同一労働同一賃金

同一企業内において、正社員、パート等の雇用形態が異なる労働者の間で、基本給や賞与などの個々の待遇ごとに、不合理な待遇差を設けることが禁止されます。
賃金についての法規制(パートタイム・有期雇用労働法・同一労働同一賃金ガイドライン案)