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会社の運営

会社とは何か

Last Updated on 2019年11月27日 by

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会社ができる前

大昔は、必要なものは何でも、食べ物も着る物も、住まいも、全て自分たちで作って、それで間に合わせてきたのだといいます。

そのうちに分業が生まれるのは自然なことです。

山に住んでいる人が、山芋を掘って海辺に行き、魚と交換することを考えて見ましょう。

昔々、海辺にウミサチさんという人がいました。

ウミサチさんは一日に3尾の魚を食べれば満腹でした。

多くとっても腐らせるだけなので、3尾以上はとりません。あとは昼寝をしています。

あるとき、山からヤマサチさんという人が来て、山芋を差し出して魚と交換してくれといいました。

ウミサチさんは親切なので、1尾の魚を差し出し、1本の山芋を受け取りました。

こうして、多く魚をとれば多くの山芋に交換できることに気が付いたウミサチさんは、頑張ってたくさんの魚を釣り上げるようになりました。

ところが、頑張っても自分ひとりでは大変です。

腕は疲れるし、お腹は減るし、これではいかんと、その辺でぶらぶらしているウラシマさんに声を掛けました。

「釣り針を貸してやるから魚を釣ってごらん。釣れたら半分は君が取っていいから、残りの半分を僕に持ってきてくれたまえ。」

これが雇用の始まりです。

事業が大きくなると組織が必要になる

いまでは、魚でも米でも、洋服でも、店で買ってくるのが普通です。

これは、それぞれ、自分が得意な分野で、モノを作り値段をつけて販売し、お互いにそれを活用する方が便利だということに気が付いたからです。

モノを販売したりサービスを提供して利益を得る行為を、事業といいます。

町のラーメン屋さんは食堂という事業をやっており、トヨタは自動車製造という事業をやっています。

従事する人数は違っても、事業をやっていることは同じです。

個人でできることには限りがあることから、より多くのお金を集めて大きな事業を行うような仕組みを作った。

それが、会社というものなのです。

会社の多くは株式会社

あなたの所属する会社の名前に、「株式会社」という文字が含まれているでしょうか。

会社にもいろいろありますが、代表的な会社は株式会社です。「かぶしきがいしゃ」と読みます。

株式会社は、法律で定められた名称なので、株式会社でないものが勝手に株式会社と名乗るのは法律違反です。

「会社法」という法律に細かく作りかたや運営の仕方が定められているので、それに従った設立をして、運営をしなければなりません。

なぜ株式会社を作るかといえば、第一の理由は、お金が集めやすくなるからです。

工場や機械などの設備を整えるためにも、材料を買うにも、従業員を雇うにも、お金が必要です。

大きな事業であればあるほど、多くのお金がかかるので、株式会社にするのです。

株式会社というのは、発行した株式を買ってもらって資金を得ます。

株式というのは紙切れ(今は電子化)ですからコストはあまりかかりません。

会社にとっては非常に有利な資金調達です。

お金を出して株式を購入した人を株主といいます。

ただでお金を出すのではありません。

出したお金がもっと増えると見込むからお金を出すのです。

株主は会社のスポンサーです。お金を出しているのですから、法律上一番強い立場です。

言い換えれば株主は会社を所有している人なのです。

社長は、株主であることもあり、株主でない社長もいます。

大株主である社長はオーナー社長と言って、強い力を持っています。

株主でない社長は、株主に雇われて会社の運営をするプロの実務家です。

会社が大きくなるほどオーナー社長は少ないです。

株主の期待する社長の働きとは、会社を黒字にしてくれることです。

それができずに会社を赤字にした社長はクビになります。

株主が優しい会社は、多少の赤字ではクビになりません。

最近は厳しい株主が増えているので社長も大変です。

お金を持っている人は自分のお金を増やす目的で、見込のありそうな株式会社の株式を購入して株主になります。

社長をはじめとする会社の役員は、会社の経営方針をたて、社内の組織を作り、設備投資をし、労働者を雇用して事業を拡大します。

雇用された労働者は給料を得るために働きます。

会社はこのように運営されています。