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文書の管理

以下余白、または「止め印」

Last Updated on 2021年7月28日 by

以下予約

文書の最後に余白ができたとき、ここまでで文書が終わっていることを示すために、以下余白、と記入します。

契約書等をひんぱんに作るところでは、「以下余白」というゴム印を用意していることもあります。手書きでも構いません。

後から余白部分に文章を不正に書き足されるのを防ぐためです。

文章がきちんと詰まっている場合や、印刷した文書の場合は、そこまではしないのが一般的ですが、プリンタで重ね印刷することは容易です。また、ねらった場所に文字を追加できるハンディプリンターもあります。用心するに越したことはありません。

数字の余白

数字に余白があると改ざんされやすくなります。数字の前に円記号「¥」、数字のあとに横棒「-」を入れ、¥123,456- などとすることで数字の挿入を防ぐことができます。「-」でなく「円」と書くこともあります。

止め印

以下余白、ではなく、文書の最後に、止め印(とめいん)という印を押すことがあります。

止め印は、その書類に用いる同じ印鑑を使って、文章の末尾に文字と重ねないで押します。

文字に重なったり、上下にずれたりすると、訂正印と紛らわしいので注意しましょう。止め印として押したものが訂正印として悪用されると大変です。

契約書等で複数の署名者がいる場合、止め印は、全員が押す必要はなく、1名の印で充分です。

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