所定内賃金と基準内賃金の違い

Last Updated on 2021年4月13日 by

現場では、所定内賃金と基準内賃金は、区別して使っている人もいますが、同じ意味で使っている人もいます。

法律に定義がない用語なので、いろいろな解釈がありますが就業規則等で定めれば、その会社においてはそれが正解ということになります。

幾つかの考え方を紹介します。

固定的賃金を所定内賃金という

所定という言葉には、あらかじめ決まっているという意味があります。

例えば、所定時間外労働というのは、就業規則に定められた就業時間外にする労働のことです。

これと同様に、所定内賃金といえば、あらかじめ金額が決まっている賃金ということになります。

終わってみなければいくらになるか分からない残業手当などをのぞいて、事前にいくらになるか決まっている賃金、つまり基本給や家族手当などの手当が所定内賃金ということになります。

この説の類型として、所定内労働時間を働いた時の賃金が所定内賃金だという説明もあります。この場合も、結果的に残業手当以外の賃金が所定内賃金になります。

割増賃金の基礎になる賃金を基準内賃金という

基準内というのは、何か基準があってその基準にあてはまるものという意味です。

労働基準法に「割増賃金の基礎となる賃金には、家族手当、通勤手当その他厚生労働省令に定める賃金は算入しない。」という規定があります。

そこで、労働基準法に基準が示されているという意味で、割増賃金の基礎になる賃金を基準内賃金といい、それ以外の割増賃金の計算に含まない賃金を基準外賃金とします。

まとめ

賃金体系の分類としては所定内外が用いられることが多いようです。

割増賃金の基礎になる賃金を区別するときは基準内外を用いることが多いようです。

いずれにしても、就業規則などできちんと定義した方が良いでしょう。

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カテゴリー: 賃金