健康保険の任意継続被保険者

Last Updated on 2021年7月6日 by

健康保険の任意継続被保険者とは

健康保険は、事業所単位の加入を原則としているため、退職したときは会社を通じて協会けんぽなどの保険者に健康保険証を返却しなければなりません。

ただし、一定の条件のもとに本人の希望により被保険者として継続することができ、この制度によって加入した被保険者を「任意継続被保険者」といいます。

健康保険を任意継続する手続きは、退職後のことなので会社が代行する必要はありません。ただし、制度を知らない人がいるので、退職者に対して制度の概要を説明するようにしましょう。

任意継続被保険者の条件

任意継続被保険者になるためには、被保険者でなくなった日までに、継続して2か月以上の被保険者期間があることが必要です。

任意継続を希望する場合は、「任意継続被保険者資格取得申請書」を20日以内に保険者(協会健保など)に提出しなければなりません。

20日を過ぎても天災地変などの理由であれば受理するようですが、原則として期日を過ぎれば受理されないので注意が必要です。

用紙は協会けんぽ等の保険者のホームページからダウンロードできます。提出は郵送で行います。

任意継続被保険者の保険料

勤務していたときは会社が払っていた分も自己負担になるので、通常は保険料負担が2倍になります。国民健康保険の保険料と、任意継続被保険者の保険料を比較して、負担の安い方を選択することになります。

任意継続被保険者の標準報酬月額は上限があります。よって、通常は保険料負担が2倍になりますが、上限を越える人(給料が高かった人)は保険料負担が頭打ちに生るので2倍よりも安くなります。

一般的には、前年の世帯収入が多いと、国民健康保険料が多額になるので、任意継続保険者制度の方が有利だといわれています。保険料は地域差もあります。断定的なことを言わずに、住所地の市町村役場の国民健康保険の窓口で相談することを勧めましょう。

会社事務入門退職の手続き退職時の社会保険手続き>このページ