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経理

会社の決算

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決算とは

経理の目的は、決算書を作成して、会社の状態を株主・投資家・取引先などの利害関係者に報告することです。決算書をつくるための一連の作業を決算といいます。

決算書には、会社の資産内容をあらわす貸借対照表(たいしゃくたいしょうひょう=BS)や、会社の利益をあらわす損益計算書(そんえきけいさんしょ=PL)などがあります。

決算の時期

会社は、仕訳や元帳転記は毎日、試算表は毎月つくります。これに対し、決算は決算期(通常1年)ごとに行います。何月で締め切るかは会社が決めることができます。多いのは3月決算です。

会社によっては半期決算をしなければならない会社もあります。また、法定ではありませんが、会社の経営状態を把握するために月次決算をやる会社が一般的です。

株式会社は、決算(会社によっては半期決算を含む)を終えると、新聞などで決算書の概略を公告する義務があります。

決算の役割

決算は外部の関係者に対し、会社の状態を示すものです。外部の人はこの決算書を読んで、取引するか、投資するか判断します。

税務署には決算をもとに税務申告書を作成し提出して税金を払います。

取引先の状態を正確につかむために、経理の担当者でなくても決算書の読み方は分からなくてはいけません。

内部的にも、決算書によって会社の状態を正しく把握して、経営の方向を見定める役割があります。

決算の作業

通常の決算は、次のような手順で行われます。

1.通常の月と同様に、全ての仕訳を記帳し、元帳に転記し、元帳の残高を元に試算表を作成します。

2.これまでの仕訳を総点検し、間違いが無いかチェックします。間違いがあれば直して、再度、試算表を作成します。

3.各勘定科目の残高を確定させる作業をします。

在庫については、在庫帳に記載されている商品が実際にあるか、ひとつひとつ現物と照らし合わせる作業をします。これを棚卸しといいます。

設備や備品については、減価償却計算を行って、時間の経過や資産を使ったことによって生じた帳簿価値を減少させます。

今月支払った経費の中に、来月以降の分が含まれていれば前払費用を計上し、逆に支払っていない費用があれば、未払費用を計上します。

この他にも決算のときに手を加えなけばならない経理処理が多くあります。これらの作業に基づく決算整理仕訳を加えて、試算表を直します。

4.所得税や法人税の計算をして、仕訳をし、試算表に書き加えます。

5.完成した試算表を元に決算書を作成します。決算書は取締役会の審議、監査役や会計監査人の監査を経て、株主総会で承認(又は報告)されて確定します。