労働契約

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労働契約法のあらまし

労働契約法とは労働契約法は、労働契約に関する基本ルールを定め、労働者と使用者の対等な立場での合意と信頼関係に基づく労使関係の形成を目的とした法律です。2008年に施行され、従来の労働基準法や裁判例(判例)で認められていたルールを明文化・体系...
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合併後の労働条件変更、新しい就業規則を作るときの注意点

合併後も労働契約は引き継がれる合併したときは、新設合併であっても吸収合併であっても、消滅する会社と労働者との労働契約は、新設された会社又は吸収した会社に包括的に承継されます。つまり、個々の労働者の労働条件は変更されません。もし、合併契約等で...
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労働者派遣と請負の違い

偽装請負は違法派遣と請負は、派遣された労働者に対する指揮命令を誰がするのかという点に基本的な違いがあります。従来は、製造業務についての労働者派遣が認めらなかったため、いわゆる構内請負として実質的な派遣が行われていました。しかし、形式上だけ請...
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転籍させるときの注意点

転籍とは転籍とは、元の会社との労働契約関係が終了(退職する)し、新たに他の会社との労働契約関係に入る(入社する)ことをいいます。会社が就職先を提示した転職に異なりません。転籍させるにはそのため、出向とは違い出向元との労働契約が維持されません...
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出向させるときの注意点

出向とは会社ではいろいろな異動があります。配属先や勤務地が変わっても一つの会社のなかでの異動であれば配転といいますが、他の会社に行く異動を出向といいます。他の会社に行くといっても、元の会社の従業員という身分は変わりません。これが転籍と違うと...
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降格させるときの注意点

降格とは降格とは、従業員を従来の役職より下位の役職にする人事発令です。降格には、懲戒処分としての降格と人事制度上の降格があります。このページでは、人事異動による降格について解説します。懲戒処分による降格については次のページで解説しています。...
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配転(部署間異動・転勤)させるときの注意点

配転とは配転とは、人事異動により社内の他の部署に異動すること、または、他の支店に転勤することをいいます。「配置転換」の略です。わが国の伝統的な雇用管理は、長期雇用を前提とするなかで、企業の成長に伴う、さまざまな局面に対応できるゼネラルな人材...
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賃金引き下げの注意点

賃金を引き下げることは可能か?結論から言えば、賃金引き下げは可能ではありますが、条件付きです。賃金は労働条件の中でも中心的なものであり、これを変更するには、労働者の個別の同意、または就業規則の合理的変更、もしくは労働協約に基づく必要がありま...
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従業員に不利益な就業規則改定はできる?できない?

労働条件の変更は合意が原則労働者の合意がなければ、賃金や労働時間、休暇、福利厚生などの労働条件を労働者の不利益になる内容に就業規則を変更することができません。労働契約法第9条 使用者は、労働者と合意することなく、就業規則を変更することにより...
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労働条件通知書とは?交付に際して注意するべき点を解説

重要ポイント労働条件通知書について、使用者が特に気をつけるべきところは、主に以下の点です。絶対的明示事項の漏れと正確性労働基準法により、必ず書面(または労働者が希望した場合は電磁的方法)で明示しなければならない事項(絶対的明示事項)に漏れが...